若かりし頃のわたしの吉原ソープ嬢体験記。
第三話はこちら。
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【吉原物語】第三話、ソープ嬢に必要なもの
若かりし頃のわたしの吉原ソープ嬢体験記。 第二話はこちら。 無事面接に合 ...
ようやくソープ嬢としてデビュー出来る状態に辿り着いたわたし。
次なる難関は同僚女性との出会いだった。
皆さまはソープ嬢というか、風俗嬢に対してどんなイメージを持っているかな?
茶髪で派手なイメージ?
それとも浮世離れした儚いイメージ?
ここからは、わたしが実際に接してきた彼女達のリアルな実像もご紹介するね。
では、吉原物語第四話いってみよー!
第四話、衝撃的な出来事
初接客も緊張したが、わたしが最も緊張したもの。
それは待機室デビューだった。
わたしがそれまで働いてきた店では個室待機や自宅待機など、一人での待機がほとんどだった。
規模の小さな店で集団待機を経験した事はあったが最大でも五人位。
今回わたしが働く事になったソープには、個室が七部屋か八部屋ほど存在する。
そして一日に出勤する女性は部屋数よりも少し多いという。
つまりタイミングによっては、待機室に十人以上のソープ嬢が集結するという訳だ。
働く前、店のホームページでどんな女性がいるのかなんとなく知っていた。
ただ、ほとんどの女性が顔を隠しているので全体像は全く掴めない。
どの女性もスタイルが良くて綺麗なドレスを着ていて、まるで別世界の存在のようだった。
そんな凄い女性達が一同に集結する場所なのだ。
緊張しない訳が無い。
講習の日に待機室に入らなかったわたしは初接客をする日、初めて待機室に足を踏み入れる事になった。
店長に案内されてドキドキしながらドアの向こうに顔を覗かせる。
まず見えたのは和室に置いてあるような大きなテーブルだった。
普通の部屋だ。
どこかの家のような感じがする。
部屋の奥にはテレビや本棚、冷蔵庫やキッチンまである。
だが壁には業務用の縦長ロッカーがずらっと並べられていて、なんとも独特な雰囲気の部屋だった。
その日は店のオープンから少し遅らせての出勤だった。
口開けの接客についている女性が多く、待機室にいたのは三人だけだったので少しホッとする。
平日の昼下がり、ソープランドの待機室で佇む三人の女性。
ドキドキしながら彼女達に近づいて挨拶をすると、みんな優しい笑顔で応えてくれた。
思っていたより普通だったので拍子抜けした。
いや、とても綺麗な人達なのだ。
ただ、想像していたよりずっと落ち着いていることに驚いたというか。
まるで会社のリフレッシュルームでお弁当を食べているような雰囲気と言えば伝わるだろうか。
ソープ嬢ですよと言われても 「え、まさか」 と思ってしまう程、気さくで穏やかな雰囲気の女性達だった。
まあ考えてみれば失礼な話である。
わたしは多分大げさにイメージを膨らませていたのだろう。
派手で茶髪でどこかすれている、そんな女性が多いと勝手に想像していたのかもしれない。
だが実際はこの店のほとんどが清楚で黒髪で品のある容姿の女性ばかりだ。
身に纏う雰囲気もわたしが思っていた以上に自然でとても親しみやすいものだった。
その日は初顔見せという事で夕方に店の常連客から予約を貰っていた。
それまでゆっくり準備をするよう店長から言われており、初めての待機室でそわそわと過ごす。
最初はどうしたものかと黙っていると、彼女達の方から積極的に話し掛けてくれた。
わたしがソープの仕事が初めてで今日が初日だという事を話すと、待機室の使い方や仕事が入った時の対応方法など、親切丁寧に教えてくれる。
そしていよいよ初接客の時間になると「頑張ってね」 と言ってみんなで送り出してくれたのだった。
初接客を終えて戻ってくる頃にはわたしと同じように仕事を終えた女性達とも顔を合わせ、順番に挨拶をした。
すると、みんな笑顔で挨拶を返してくれた。
想像していたよりもずっと気さくで話しやすい彼女達に、とても安心したことを良く覚えている。

初日に一つだけ、待機室の中で衝撃を受けた出来事がある。
初接客を終えて待機していたら部屋に備え付けのコールが鳴り、ある女性に仕事が入った。
彼女は早速、化粧直しをして準備を始める。
そこまではそんなに珍しい光景ではない。
準備を終えた彼女は膝立ちになり、何やらスカートに手を突っ込んでごそごそしている。
始めはガーターベルトを直しているのかと思った。
だが、聞いてみると中にゼリーを仕込んでいるというのだ。
ソープでは何度もセックスをして性器が擦れて痛くなるので、中にゼリーを仕込む女性が結構居る。
それはわたしも前知識として知っていた。
だがそれを、ここでするのか。
こんなみんなの見ている前で。
いくらスカートで隠れているとはいえ、こんな大勢いる中で自分の性器に指を突っ込むなんて。
しかもそれはまるで化粧直しをするかのように自然に行われ、その行為を見ても誰もが当たり前のように受け止めるだなんて。
風俗を始めて、いや性について知識を持ってから一番カルチャーショックを受けた出来事かもしれない。
後にわたしも堂々と同じ事をするようになるのだが、ソープ初日のわたしにとっては目をぱちくりさせるような衝撃的な光景だった。
他の風俗ではそんな光景を目にした事は無いので多分ソープならではのビックリ行為なのだろう。
補足しておくと、中にはちゃんとトイレに行ってこっそり仕込む女性もいる。
待機室で堂々とするのは、わたしのような面倒くさがりやのソープ嬢が多かった。
ちなみに最近はこのような風俗嬢グッズも便利化されて、タンポンのアプリケーターのような形をしたゼリー注入器が存在する。
だが当時はそんな便利グッズは存在せず、みんな自分の指を使って仕込んでいた。
何日か出勤して順番に店の女性と顔を合わせ、一ヵ月後にはほとんどの女性と顔なじみになっていた。
待機室では他の女性と積極的に交流する人も居れば、本を読んだりテレビを見たりして自分の世界を持つ人も居る。
わたしは初めての待機室がとても新鮮で、いつも誰かとおしゃべりしていた。
あんなに緊張していた待機室なのに、いつのまにか仲良しと呼べる女性が何人も出来ていた。
仕事の合間に愚痴を言い合ったり一緒にご飯を食べたり。
気がつけばわたしは待機室で楽しい時間を過ごせるようになっていた。
そして特に苦労する事もなく、ごく当たり前のようにその店のソープ嬢の一員としてなじんでいった。
つづく
あとがき
初接客のドキドキ描写を期待してくれていた人がもし居たらごめんなさい。
この物語は吉原の裏舞台にスポットライトを当てているから基本エロさがないのよね。
その分、なかなか見れないようなソープランドの裏側をリアルにお伝えしていくよ。
次回はわたしがソープで過ごした日常を詳しくご紹介するね。
多分、次が一番『等身大のソープ嬢の世界』を垣間見れるかも。
そんな訳で次回も楽しみにしててね。
次は日常ブログを1つか2つ挟んで更新する予定だよ。
今月はちょっと社畜OLモードになっていてブログはスローペースになりそう。
ああ、もっと一日中書いていたーい。
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